自画像を描く
自由課題製作
基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。
課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く
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展開05-B-3
自画像を描く
自画像を描きましょう。
出来るだけ大きめの鏡に自身の半身(胸くらいまで)を映してじっくりと制作してください。動きやポーズに気をつけて、顔面だけになったってしまったり証明写真のようにならないように、構図を考えてください。また、制作する際の室内の光線状態などにも気を配ると良いでしょう。
似顔絵ではありませんから、無理に?美化するなどの気遣いは無用です。また、写真を撮ってそれを見ながら描く、写真模写ではいけません。
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2010/10/31 00:00までメンテナンスのため、投稿できません。
投稿者:mirikuya57 |
投稿日:2007/11/15 |

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顔の起伏がかなりつかめません。
年寄りじゃないから、しわもないし。
若い人のやわらかいかんじの起伏は
どうやって描けばいいのですか? |
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講評日:2007/11/19 |
顔の起伏はある程度つかめてきているのではないかと思います。鼻の辺りや明るい側の頬など、柔らかく翳った調子もきれいに出てきています。全体感もきれいに捉えられています。
この作品では、なんと言っても密度不足・作業が足りないことによる不十分感がネックになっています。
確かに年配の方のほうが、しわなどの目立つ要素が多いのでアクセントは見つけやすいということはあると思います。しかし、その場合でもしっかりした観察と十分な描写作業が伴っていなければ、傷だらけの顔だったり、落書きされた顔のように見えてしまうことになるでしょう。老若男女に関係なく、丁寧な観察とそれを表現する神経の通った十分な描写作業は、デッサンの根本を支えるものです。
この作品は、この段階では特に大きな問題点は無いと思います。できれば、このままさらに描き進めてもらいたいと思います。
例えば、今の状態では肌の部分は右頬の部分に見られる3段階程度の調子(白・明るい調子・中くらいの調子)しか感じられませんが、それらの中間の調子、そのまた中間の調子、あるいはもっと濃い調子・・・といったように、どんどん調子を増やしながら、柔らかい感じが出るまで粘ってください。当然ことながら、単純な白黒2色だけではどうしても硬い、金属的な感じになってしまいます。豊富な調子の段階(グラデーション)がなければ、柔らかなものの描写は出来ません。みずみずしい肌の表情や柔らかな質感も、デリケートな起伏も、もっと作業を積み重ねていかなくては、表現しきれないものです。
基本的にはこのまま加筆していく方向でよいのですが、顔面から浮いてしまったように見える眉毛、肩が無いように見えてしまいかねない左側の洋服の輪郭は修正する必要があると思います。
また、おでこのあたりなどは、前髪を一部留めるなどして、肌や髪の生え際を見せてあげるのも、頭部全体の形をつかむ事とや柔らかな起伏とのコントラストを見せるためにも効果的かと思います。
丁寧に、粘り強く、画面に対する神経を途切れさせること無く、描き続けてください! (U)
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投稿者:ciaineko |
投稿日:2007/11/11 |

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前回も丁寧なご講評をありがとうございました。明暗がもっとはっきり出るように照明のあたり方を変え、鏡も思い切って遠くに離して描いてみました。部分に目が行きかちなので全体の立体感を意識するように気をつけているのですが、まだまだレリーフのような不自然さがぬぐえません。どうぞご指導よろしくお願いいたします。 |
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講評日:2007/11/19 |
堂々とした量感が印象的な作品です。立体感もよく出ています。動きのある構図も良いと思います。
「立体感」を、「出っ張っている、あるいは膨らんでいる様子」という意味で捉えると、それぞれの部分は十分に立体的です。でも、コメントにあるようにレリーフ(半立体)的に感じてしまうというのはなぜなのでしょう。(実際にはそれほどでもないと思いますが。)
それはおそらく、出っ張っているところに意識が集中しすぎてしまうためなのだと思います。
明暗のコントラストを強めに設定したことも功を奏して、それぞれのパーツはしっかりと出っ張った立体を感じさせてくれます。しかし、一方でどこから、どのような土台から、どんな具合に出っ張っているのかということに関してはまだまだ曖昧さが残ります。土台のかたちの位置感、土台のかたちの変化とつながりというところに注意して描くことが大切だということです。
その意味では「立体感」というのは単に「出っ張る」ことだけではなく、ベースとなるかたちの形態感と秩序をも意味していると考えられます。それは形の組立て・構造感を含んでいるということであり、いわば3次元的な位置関係を的確に把握するということです。
少々面倒くさい言い方になってしまいましたが、作品を例に具体的に言えば、おでこと頬とはどちらの方が手前にある(出っ張っている)ように見えるでしょう?目頭と小鼻の付け根はどちらが手前にあるのでしょう?そういったことを曖昧なままにせず、むしろそこに注意していくことが大切です。それらの出っ張り方の順位、土台となっている顔面のかたちのつながり(前後関係と面の向き)などをしっかりと比較しながら描いていきましょう。それが、秩序を生むことになり、「全体感」が出来てくることになります。
その他、いくつかピンポイントでアドバイスを。
耳の位置・頬の面とのつながりをしっかり描きましょう。顎の下の面を暗くするだけでなく、どのような形が見えるかを暗い中にもしっかりと描いていきましょう。首、肩、髪で作られる空間もどのように出来ているかを、さらに観察してみてください。皮膚の部分の(顔全体にまたがるような)タッチが、若干荒いように思います。もう少し詰める・細かいタッチも重ねる、等した方が良いかと思います。
盛りだくさんの講評になってしまいましたが、ひとつづつ問題意識を持って、コツコツとがんばっていきましょう!次回作を楽しみにしています。 (U)
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投稿者:mirikuya57 |
投稿日:2007/10/29 |

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顔の起伏の描き方がわかりません。
あごと首のつながりも、
陰影と強いタッチでしか表し方をしりません。
どういう風にタッチをすればいいのか
具体的に教えてください。
もっと向上したいです。 |
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講評日:2007/11/02 |
すっきりとポイントを押さえたデッサンです。
顔面各部の描写も、必要なところに少ない作業で効率よく形を表現しています。いつもながら髪の表現が魅力的ですが、今回の作品は特にきれいに出来ていると思います。
顔の起伏の描き方については、まずは骨格(骸骨の形)を意識しながら、面の方向を観察してみましょう。名刺大程度の板を順番に顔にあてていきながら(なるべく広い面積が顔と密着する様に角度を工夫しながら)面の傾きや奥行き・方向などを確認してみると分かりやすいかもしれません。「面取り石膏像」というものをご覧になったことがあるでしょうか。(インターネットでもその画像が見られますので、是非見ておいてください。) 要はそのような「面がカクカクとしたような立体」を意識してみてください。
基本的にはそこで出来る面の流れ・方向とタッチの向き(流れ・方向)を合わせていく事で、タッチによって面を形成し・立体を表現していく土台が出来てくるといえます。(実際にはそれにクロスするタッチを重ねたり、タッチの長さを変えたりしながら正確な形に近づけていく作業を積み上げていくことによって、対象の形を描いていくことになります。)
それ以上に、「正しいタッチのマニュアル」のようなものがあるわけではありませんので、鉛筆によるグラデーションの作成、球・箱・筒など基本形態の描写などを基本として、植物・葉物野菜など有機的な形態の描写なども行いながら、形態観察の基礎的なことを踏まえて、自分自身のタッチを作り上げていくことが必要です。
絵を描くには、陰影も、強いタッチも必要です。
ただし、陰影についてはただ暗い・黒いということのみで終わるのではなく、どのようにどれくらい翳っているか、影の中の形はどうなっているか、などが追求される必要があります。タッチが強いこと自体はまったく問題はありませんが、それが荒さにつながったり調子のハーモニーを崩したりしないように、形や画面全体のバランスを見ながら、十分に詰めていくことが大切です。
他の人の投稿作品なども大いに参考にしましょう。 (U)
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投稿者:dango3 |
投稿日:2007/10/27 |

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いつも詳しく講評していただき大変勉強になります。また自画像ですが宜しくお願いします。今回はケント紙です。銀座のある画材店で「これ1本で濃淡を表現できる」が売り文句の8Bを購入したので試してみたく描いてみましたがHBとBも部分的に使ってしまいました。首の辺りに消しゴムかすが鉛筆に絡み汚くなってしまいました。 |
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講評日:2007/11/02 |
シャープでありながら色っぽい感じのする素敵なデッサンです。
新しい画材への挑戦など、意欲的に取り組んでいらっしゃるのもすばらしいことだと思います。
部分的に他の鉛筆を使用したとはいえ、基本的に1本の鉛筆で描いたとのことですが、シャープでありながら柔らかな調子の幅のある描写は見事だと思います。ただ、個人的にはあえて1本の鉛筆に絞って制作する必要性は特には感じません。(もちろんdango3が、あえて新しい画材のテストを試みての制作である事はよくわかっています。)濃淡の幅が広く描ける素材のようですが、調子の質の幅を広く作り上げるのには、これ1本で、というわけにもいかないのではないかといった印象です。スケッチなどに向いた画材ではないかと思います。
顔の描写はすごく良いと思います。若干、画面中央・おでこの左側から後頭部へ回り込むところの形がちょっとふくらみ気味で、頭部の形が微妙に歪んでいるかのような印象になってしまっているのが惜しいところです。
しかし、印象的な眼の表情・しっかりと観察された耳の位置・頭蓋骨の骨格などは、とても良く描けています。
その一方で、首・体の部分の表現で、いくつか気になる展があります。
ひとつは頭部から首・肩へとつながる形の描写です。ここは、前後の奥行きや傾きなど、首の形を描くのが結構難しい位置だろうと思います。
この作品では、首の背中に近い側(画面向かって右側の耳の下あたり)と首側(顎の下あたり)の距離感に不自然さを感じてしまいます。耳の下の首の長さが必要以上に短く見えてしまうことで、首が体に埋まってしまうような印象を与えてしまうことが大きな原因となっていると思われます。
ちょうど、うつ伏せの状態から頭を上げた時の首から肩へのつながりのような形の印象になってしまっています。
頭部と体とのつながる形・バランスがいまひとつうまく表現されていないのが惜しい、残念な点です。制作途中や完成前などに、時々作品から離れてみてみるなど、客観的に画面全体を眺めてみて、大きなバランス(頭と体の関係など)をチェックするように心がけてみてください。
評価に悩みましたが、ちょっと厳し過ぎるかなと思いつつも、ほとんど☆5つ・あと一歩といった感じの☆4つとさせていただきました。次回作も楽しみにしています。 (U)
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投稿者:mirikuya57 |
投稿日:2007/10/18 |

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なっとくいきません。
こんな絵をだすのは気がひけるのですが、
どこがどうわるいのか考えても
わかりません。
教えてください。 |
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講評日:2007/10/22 |
気持ちでは一生懸命にがんばっていても、作品は思うように仕上がってくれない、ということは残念ながら良くあることです。あせらずに、一つひとつ目標(制作上・技術上のテーマ)を絞って、じっくり、こつこつとやっていきましょう。そうすると、次にクリアすべき問題点が、作品から発見していくことが出来るようになります。
今回の作品では、まずは形のバランスの悪さが気になります。たとえば、目は一つひとつ良く描けているとは思いますが、両目のバランスを考えたときに、(モチーフである)目を見ている(作者の)視点(見る位置・角度など)が左右それぞれに異なるように感じられます。また、目と鼻の位置関係や小鼻の左右のバランス・鼻の高さ(隆起具合)などが自然に感じられません。逆に鼻が顔面にめり込んでいるように見えてしまうところもあります。口も他のパーツと比べた場合、そのスケール感が不自然に小さ過ぎる感じがします。
前回の講評でも述べさせていただいたように、それぞれの目立つ部分(この場合目・鼻・口などのパーツ)のみを単独で描くのではなく、それらの関係・つながりなどをしっかりと捉えていくことが大切です。そのためのポイントとして、頬やおでこなどの「緩やかな変化でありながら全体の構造や形のつながりを把握するには欠かせない部分」をしっかりと描写していくことが重要です。
頬の部分などに若干鉛筆の調子が乗っていますが、今のままでは秩序のない影に見えてしまうため、形が歪んで感じられてしまいます。しかしこれをきっかけに、もう少し辛抱強く丁寧に形の変化を観察して描いていきましょう。要は、この程度で終わらせずに、頭蓋骨という塊・立体を表現しきるつもりで、もっと鉛筆を乗せて・タッチを重ねていきましょう。黒くなることを怖がらずに、納得のいくまで形を追いかけてみてください。調子のバランスをちゃんとに意識しながら制作していけば、作品の色調は少々濃い目になったとしても、黒い肌にはなりません。 (U)
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