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ラップで包んだ日用品

自由課題製作

基本的なデッサン力(形態の把握、材質感の描写、構図・構成、など)が、身についていると思われる人を対象としたコースです。
2つの課題傾向(ルーム)を柱として、それぞれのモチーフ設定の自由度を高めた内容になっています。
じっくりと制作していただき、より充実した作品制作に向けてのアドバイスをおこなっていきます。

課題グループ
1:静物課題…卓上モチーフ(自由に設定、室内風景(部屋の片隅など))
2:人物課題…手を描く、自画像を描く、モデルを描く

展開05-A-2
ラップで包んだ日用品

身近な日用品(コップ・皿・食品・文房具など)をラップで包んだものを複数配置してモチーフとします。3つ以上のモノを使うことが望ましいですが、あまり細かく沢山にはならないように注意してください。包み方は自由ですが、丁寧にぴったりと巻きつけるより、ある程度大雑把に重なりや巻きつき方に変化があったほうが良いでしょう。また、腐敗しやすいものは避けた方が良いと思います。
2010/10/31 00:00までメンテナンスのため、投稿できません。

投稿者:kirilittle
投稿日:2008/11/30

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いつも丁寧に講評して頂き、有難う御座います。

今回のモチーフはワイン・時計・ワイングラス・10円2枚にサランラップを巻きつけました。配置が苦手です。今回ははじめてたくさんのモチーフを時間をかけて描きました。少し、歪んでしまった部分も多いですが、また講評して頂き、改善していきたいです。

よろしくお願い致します。

講師より 講評日:2008/12/03

難しい課題への意欲的なチャレンジ、とても良いことだと思います。気持ちの強いデッサンになっていますね。

この課題のポイントはいくつか挙げられますが、ひとつにはモチーフの選択、それらの配置、材質感や表情の変化の把握、などは特に重要なものだと思います。

まず、モチーフの選択ですが、大小さまざまな形態のものを選択している点は良いと思います。しかし、ワインボトル・グラス・時計(特にガラス面)などの材質感にあまり幅がなく似通っている点には工夫が欲しいように思います。もちろん作者自身が、ガラスの材質感の描写が得意で、意図的にそれを強調しようとしてガラス系モチーフを多用するという作戦もアリなのですが。一般的にいえば例えば野菜や果物などの自然物なども取り入れた方が、材質の幅が豊かに広がることや、ラップとのコントラストが際立って描きやすいのではないかと思います。描写の幅、質感表現の違いなどの勉強にもなるでしょう。

モチーフの配置としては特に大きな問題はないように思いますが、やや変化に乏しい配置という印象です。「収まりが良すぎる」という言い方がありますが、安定感がありながらも若干の不安定感(変化・動き)があると、「収まり過ぎない」魅力的な構成になっていきます。
この作品で言えば、例えばコインを除く3つのモチーフの集まり方・距離に変化をつけるだけでもグッと動きが出てきます。ワインと時計のグループをもっと後方に配置し、グラスとの間隔を少し広げてみましょう。同時にワインと時計が少し重なるように位置をずらしてみるのも良いと思います。それらによって画面の中での塊のボリュームに変化が生まれてきますし、テーブル面の広がりや存在感がより強く感じられるようになるでしょう。また、モチーフを重ねることによって前後関係を表現しやすくすることが出来ます。

表情の変化ということでいえば、ラップのかかったところとそうでないところの見え方の違い、ラップの重なり方や厚み、クシャクシャ感の違いなどによってどのように見え方が変わっているのかということの丁寧な観察が重要です。透明でありながらも存在感のあるラップは、それ自体の描写はすごく難しいだろうと思いますが、何か他のもの(モチーフ)に巻きつけることによって、色彩や表情の変化がよりはっきりと見えるため、ラップ単体で描くよりもはるかに表現の幅が広がってきます。ラップの巻き方自体も、何重にも重ねてみたりなるべく皺を寄せないように平らに伸ばしてみたりといった工夫をしてみると良いでしょう。

その他、まずは基本的な形態の把握をしっかりとしていきましょう。
ワインボトルやグラスの中心軸の傾き、楕円のパース(視点によって変わるふくらみの違い)などをしっかりと確認しましょう。(U)

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投稿者:e
投稿日:2007/06/02

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いつも丁寧なご講評有難うございます。

今回は、難しいというか、面倒というかで、
結局いまいちな感じになってしまいました。

欠点をご指摘頂ければ幸いです。

講師より 講評日:2007/06/10

確かに、難しい、面倒くさいところのある課題です。
透明なラップで、見慣れた「日用品」を包むことによって、二重の材質感が新たに生まれることになりますし、表面の細かいしわやその反射の仕方などによって、見えなくなってしまうところも出てきます。ラップの重なり方も常に一重とは限りませんから、重なり方によってさらに複雑な表情が現れてきます。また、そういったことの影響で中身のモチーフの形が歪んでしまったりすることにも気をつけなくてはいけません。
その一方で、包まれるということによって、もともとモチーフの持つ複雑な形態がシンプルなボリューム形態に還元されるという、把握のしやすさも出てきます。

それらの要素を踏まえて、この作品では急須(ティーポット)がうまく描けているように思います。全体の量感がしっかりと捉えられていながら、ラップ越しの様々な表情も 的確に捉えられています。

ただ、作品全体を見てみると、やや個々のモチーフの関わりが物足りなく、全体感がうまく表現できていないように思います。
この課題は、ラップに包まれることによって個々のモチーフに細かい表情や変化が出来てしまうために、どうしても一つひとつの物の描写に注意が向きすぎてしまう傾向が出やすくなります。それぞれのモチーフに対して、組み合わせの無い単独モチーフを描写する時のような意識に流れやすいということです。
したがって、いわゆる全体感、モチーフ同士の関わり・距離や位置の関係、それぞれの見え方のメリハリなどへの注意が薄れがちになります。
eさんの作品にもその傾向が見えます。構図的にもそれぞれのモチーフがほとんど重なることなく並んでいるので、余計に一つひとつの描写に偏りやすかったかもしれません。

また、ビールの瓶のかたちが歪んで見えるのも気になります。 (U)

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投稿者:masa
投稿日:2005/04/27

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モチーフの構成がおさまりが良すぎたかもしれません。
お皿、ボトル、ラップの箱は、きっちりとした幾何学体なので形のくるいが少しでもあるとおかしく見えてしまい、何度も直しました。ラップは、かなり省略して描いたため、あいまいながらもはっきり実体に近づけなかったように思います。
モチーフ:石けんボトル、スポンジ、ラップ、お皿
制作時間:6時間

講師より 講評日:2005/04/27

本来の課題条件と違ってしまったところがありますね。次回からはしっかりと確認しましょう。
基本的な形態感、モチーフ同士の位置関係などは、しっかりと描けています。ただ、個々の材質感や、色彩感が単調な点が気になります。鉛筆デッサンで「色彩」というのも変に感じるかもしれませんが、鉛筆での白黒トーンでもそれぞれの明度関係を秩序をもって正確に表現できると、そこにはリズミカルで豊かな色彩感が生れます。
鉛筆の持っているトーン・性能をもっと引き出せるよう、思い切ってメリハリのある使い方をしてみましょう。

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